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福光町の工場での作業風景(昭和10年ごろ)

東京に出荷する商品を積んだトラック(昭和30年ごろ)

ささら屋の母体である「日の出屋製菓」は、富山県福光町(現在の南砺市)で大正13年に川合宜之が創業しました。戦前には問屋を通じて全国に手焼きの米菓を出荷していましたが、第二次世界大戦により一時的に操業を停止しなければいけませんでした。

激動の戦後を乗りこえて昭和30年代には東京進出を果たし、東京営業所には直売店も併設されました。

日本の高度経済成長とともに売上・生産量を拡大、1989年に通信販売部門「ささら屋」を設立しました。直営店舗も富山県内だけでなく東京、大阪、神奈川に出店を果たしました。
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ささら屋が多くのお客様にご支持をいただいてきたのは、ひとえに原料や製法にこだわりぬいてきたからです。
1つ1つのこだわりについて紹介します。

富山米100%にこだわる

米菓の主原料はお米。
ささら屋は富山米100%にこだわり、栄養たっぷりの雪解け水が流れ込む田んぼで育ったおいしいお米だけを使います。

せんべいの生地には富山県産「てんたかく」を使います。おかき、あられの生地にはもち米の王様と呼ばれる「新大正もち米」を中心に県内産のもち米を使用しています。
もち米は玄米のまま仕入れています。自社の低温倉庫でお米の水分を保ちながら保管。その日に使う分だけを精米しています。
せんべいの原料・うるち米は富山米100%で、県内から仕入れた富山県ブランド米の「てんたかく」を使用。コシヒカリより粒が大きくて粘りすぎず、さっぱりした食感でせんべい生地にピッタリな品種です。

富山のおいしい水にこだわる

立山連峰などに降り積もった雪が溶けると地下に流れ込み伏流水となります。私たちはお米を洗うとき、一晩水に漬けて水分を含ませるときにも栄養たっぷりできれいな地下水を使っています。

昔ながらの杵つき製法

もち米を原料とする商品の生地づくりを行う工場は、正月の餅つきの時みたいな良い香りでいっぱいです。お米を丸粒のまま蒸しあげて搗く(つく)ことで、コシが強くて滑らかな舌ざわりの餅を作ります。お米を蒸して杵つきをするという昔ながらの製法によって、お米本来の風味を活かすことができます。

手焼きの味を再現した工程

工場では機械で米菓を製造していますが、手づくりで焼いていた頃の味を守るために独自の工程を採用しています。

お米から生地を作った後は、乾燥の工程です。乾燥は米菓が焼けたときの香ばしさに大きく影響するので、水分は抜けすぎても残りすぎていてもいけません。日々の天候や湿度などによって見極めが難しく、職人の腕の見せどころです。

乾燥が終わったら焙焼の工程に入り、遠赤外線のバーナーで表裏を交互に焼いていきます。機械のなかった昔は箸で何度もひっくり返して焼いていたので、このような方法を取り入れています。おいしい米菓に仕上げるためには、生地の乾燥具合に合わせて焼き加減を調節することが求められるので、職人の長年の技と経験が活かされています。

安全・安心の国産材料

富山湾の宝石「しろえび」、金沢港で水揚げされた「甘えび」、大豆や昆布など国産の副材料を厳選し、安全・安心の米菓づくりをお約束しています。

しろえび

甘えび

大袖振大豆

羅臼昆布

自社農場の生姜

本物のおいしさを届けたい

水田が耕地面積の96%を占める、のどかな田園風景に囲まれた富山県は米菓を作るのにとても適した場所です。そんな富山でしか作れない、誰にも真似できない品づくりを追求してもうすぐ100年。

雪解け水がもたらす栄養たっぷりできれいな地下水や富山県産のお米にこだわり、昔ながらの製法を大事に守ることで多くのお客様にご支持をいただいてきました。

日本のお米文化を受け継いできた私達だからこそできる「本物のおいしさ」を、今日も全国のお客様にお届けします。